③磯乃羊羹本舗 田中花正堂

磯乃羊羹本舗 田中花正堂 会員紹介

コロナ禍でも頑張ってます!

今回は創業明治43年下津井の老舗和菓子店「磯乃羊羹本舗 田中花正堂」さんにお邪魔しました。

さわやかな風薫る秋晴れの下、児島の絶景のひとつである瀬戸大橋の麓 「港町・下津井」吹上にある和菓子のお店の暖簾をくぐると 目の前には数々の折り紙作品。
「家内が季節に合わせて作りためているんですよ」
そう笑顔で話されました。

田中花正堂

創業当時の話

創業は明治43年(1910年) 初代・田中正克(まさよし)さんが開業され その後太平洋戦争で砂糖を入手できなくなり 下駄と骨董を扱われていたそうです。大正初期頃 下津井産若布(ワカメ)を使った「鷲峰羊羹」が生まれ 大正5年頃に下津井産青海苔を入れた「磯乃羊羹」に変わり それが現在の看板商品「磯乃羊羹」の誕生になったそうです。

磯乃羊羹本舗 田中花正堂2005年 二代目・政子さん(叔母)の体調が思わしくなくなり 伝統を受け継ぐために 初代のお孫さんにあたる三代目・章さんが それまで勤められていた大手小売業での仕事を退職され 店舗内の古き良き場所を残しながら リフォームと同時に新しい店主になられました。

田中花正堂

店舗の特徴

店内は 和菓子売り場に併設して、こちらの100余年の歴史的資料や 落雁菓子木型、また店主のご趣味で集められた骨董品・備前焼・美術品など 所狭しと飾っています。
「私は古いものが好きなんですよ」
「観光で来られた方にも ぜひ見て楽しんでもらいたいんです」
店舗内には 数々のテレビ番組に出演された資料などもあり メディアからもとても興味をもたれていることがよくわかります。

田中花正堂

コロナ渦での状況

「今年の始め頃まで いろいろなイベントに参加したり 団体の観光客さんたちが見学に来られたりしていましたが それらがすべてなくなってしまいました」
「コロナ対策と言っても 今は『密』になることはないので 手の消毒液を置いているくらいでしょうか。
そう言えば先日 個人のお客さんがマスクを汚されて困っていたので 使い捨てですが一枚差し上げたら とても喜ばれましたよ」
と笑われていました。

磯乃羊羹本舗 田中花正堂

代表:田中 章
住所:〒711-0926 岡山県倉敷市下津井吹上2-4-36(下津井郵便局前)
TEL/FAX:086-479-9171
E-mail:info@hanamasado.jp
ホームページ:https://hanamasado.hp.gogo.jp

今後の展望

「今はね『下津井 sea village project』に参加して活動しています。下津井の町の活性化 観光と地元資源の活用 有用人材の受け入れなど 昨年までは定期的に集まって、これから出来る事について話し合ってきました。」
年齢も職種も様々な人たちが力を合わせると 良い意見もたくさん出てくるし 影響力も大きそうです。何よりこれからの世の中に向かって とても前向きなプロジェクトに思えました。

そして店主さまの前職の経験を生かし ネット通販や百貨店での販売など販路拡大にも力を入れられています。
数々の電子マネーなど 公共の事業やキャッシュレスの流れなどにもアンテナを広げ 有効に活用されていました。

事業主さまから一言

児島青色申告会では 毎年親睦旅行に参加させていただき 楽しい時間を過ごせるのと同時に 異業種の人たちとの交流が嬉しかったし ありがたいと思います。これからもお菓子業界に限らず いろいろな人たちとお会いして 話したいと思います。

この記事を見てくれた方へのサービス

「港町・下津井」の実店舗にご来店時に「この記事見ましたよ!」と一声頂くと、当店の手作り最中を1個プレゼント!致します。

磯乃羊羹本舗 田中花正堂

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